2011年04月01日
TAG Kangaroo Pouch
Tactical Assault Gear Kangaroo Pouch
最近流行の、プレートキャリア内に収めるマガジンポーチです。
LBT-2645Aなどが有名ですね(同様の物はメイフラワーにもあります)。
このポーチはLBT-2645Aと、前に紹介したBlue Force Gear Ten-Speed Triple M4 Mag Pouchの
中間に位置するアイテムだと思います。
つまり両ポーチのいいとこ獲りをした、おいしいデザインということ。

サイズは24cm×14cm カラーは画像のコヨーテタンの他にブラックがあります。
表側にパイル地、裏側にフック地を縫い付けられていてキャリア内のベロクロに貼り付け固定される様です。
ところでこのポーチ、TAG社の商品説明では「カンガルーポーチ」とだけ記載されており、
どのキャリアー用なのか、はたまた他の使い道があるのか、まったくわかりません。
大きさから考えるに同社製品のRampage armor carriersに装着できると思います。
もしくはLBT-6094のような幅広な内蔵ポケットのあるキャリアー用でしょう。
手持ちのTAG社アーマーキャリアやチェストリグ、イーグル社のプレキャリに使えるか試しました結果、
無理矢理入れることはできましたが、マガジンは1本しか入りません。両端のポーチはポケットの端が干渉しててマグ挿入が不可です。
先に書いた「いいとこ獲り」の例:10speedの弱点であるゴム地の薄さ、使っているうちにゴムが伸びてしまう恐れがあります。
TAGの場合、ゴム地を2重にすることで強度を維持できる様にしてあります。
もうひとつの弱点、ゴム地がマガジン先端に引っかかって破れる恐れがありますが、
ポーチ底部をナイロン生地にすることで耐久性を維持させています。
LBT-2645がM4マグ専用なのに比べ、AKマグやMP5マグも挿入可能です。
対応できるアーマー類を持っていないのに購入したわけですので、いろいろ試行錯誤しております。
まぁこの試行錯誤している間が一番楽しいんですがね、装備馬鹿としては。
とりあえず前面にパイル地のあるDBT製プレキャリに装着。無理なマガジン脱着をしなければ使えそうです。
こちらはEAGLE・LOW VIS ARMOR CARRIERのアーマー固定部分を利用しての装着例。
ポーチが結構ガッチリと固定されますよ。
TAG・Havoc Armor CarrierとSlick Plate Carrierにも同じ方法が使えそうです。
このポーチは、自分的にはかなりツボに入った良いポーチです。
できることならMOLLE対応でリリースしてもらいたいもんです。
最後にちょっと無駄話でも・・・。
LCIに合併されたTAG社ですが、最近はタクティカルギアを製造する会社というより、
タクティカルギア類の総合販売をする会社という色合いが強くなってきました。
取り扱う製品が自社ブランド品よりも、他メーカー品の方が日増しに多くなってきております。
おまけに自社製品の大幅な値上げ。今回紹介したカンガルーポーチなんて、お値段3倍になりましたよ(汗)。
それでなくても発送業者が変わってから発送連絡をしなくなるわ、インボイスは同封しないわ、と不安要素多々発生で、
今後TAG社は、どういう立ち位置で業務展開していくのか、リリースされる製品が良いだけに非常に気になります。