2009年02月20日
韓国旅行顛末記 戦争記念館 その①
戦争記念館はソウル龍山区、国防部(日本でいう防衛省)前の一等地に建築された
ソウル市内最大規模の敷地面積を有する記念館です。
先史時代から三国・高麗・大韓帝国・朝鮮・日本統治・朝鮮戦争・現代と、
韓国の戦争に関する記録や資料を収集・展示しております。
敷地の広さはハンパ無く(見学時間が1時間しかなかったので)全て見るには時間が足りず、
今回はさわり的な内容ですのでご容赦ください。時間を作ってじっくり見にいきますよ、次回は。
で、朝イチ9時開館とともに入場したんですが、なかなか面白いものを見ることができました。
広場へ凄まじい掛け声と共に百人近い兵隊さんが行進してきました。
話によると彼らは韓国軍の儀仗隊で、人の少ない時間を見計らってここで練習しているそうです。
前後左右へと綺麗に統制された行進は圧巻でした。(後ろにある四角い建物が国防部)
ちなみに広場に掲げられている旗は、朝鮮戦争の国連軍に参加した国々のものだそうです。
傍らでは女性兵士儀仗隊も練習中。
展示室では先史時代~日本統治までも戦いや兵器に関係する物が展示されております。
当時の武器や装備、戦いをパノラマで再現してあったりと飽きが来ません。
展示物の説明文は韓国語・英語・中国語・日本語で表記、動画も同じ対応がされているので
ストレスを感じることなく見たり聞いたりできました。
まるで「風の谷のナウシカ」に出てくるトルメキア軍兵士の様な鎧。 韓国人のシンボライズともいえる亀甲船。
この博物館のなかでも力を入れてるのが朝鮮戦争室
朝鮮戦争が始まるまでの背景から北朝鮮軍の南侵、仁川上陸作戦、ソウル奪還、北進、中共軍介入、停戦まで
細かく解説、展示されています。38度線から侵入する北朝鮮軍のパノラマでは鹵獲したT-34/85を展示。
展示物の節目節目にドキュメント映像コーナーがあって、戦争の流れをわかりやすく放映してます(日本語吹き替えあり)。