2009年06月03日
「基礎と反復」A.T.T.Sトレーニング&ゲーム レポその①
前回は参加時の装備紹介でしたので今回はトレーニング・ゲームレポートです。
2008年5月31日 東京都八王子市 八王子IBFで開催、インストラクター2名・参加者18名。
トレーニング内容は、ハンドガンの構え方やライフルからハンドガンへのトランジッション、
室内での射撃・突入方法など、雑誌やDVDで紹介されている
本当に”基礎的”なもの(もちろん最新のタクティカルテクニックも加味されています)でしたが、
「なぜその射撃スタイルがいいのか?」「なぜこの銃の保持の仕方ではいけないのか?」など
懇切丁寧にレクチャーしてくれました。
ジミー教官が何度も力説したのが「基礎と反復」について。
よく疑問に思うのがホルスターの位置について。最近の傾向だとサイホルスターは時代遅れ、ベルトホルスターの復興な感じですが。
ジミー教官曰く「基礎さえしっかりしていればどこでもOK」。
ホルスターから銃を抜く→銃口を標的方向に向ける→両手で保持→セイフティーを解除しつつ銃を標的に突き出す
→フロントサイトから照準を合わせる→トリガーを絞る→弾発射、基本中の基本ですね。
この動作はサイホルスターでもベルトホルスターでもショルダーホルスターでもチェストホルスターでも共通です。
大切なのはこの基礎が間違いなく行うことが出来ること。
ホルスターから抜けない、銃が装備に引っかかった、セイフティーが解除してなかった。実戦で起これば自分の身が危ない、
最悪の場合死に直結します。そうならないためにも反復する、つまり何度も練習しなさいと言われました。
教官の言葉に「マッスルメモリー」というのがありました。筋肉に記憶させる、つまり無意識にできるまで
体に覚えさせなさいということですね。反復というと構え方とマグチェンジも同様でした。
構え方も基礎ができていればどんな銃でも当たる様になるそうです。
両親指の付け根に線が引かれているのがわかりますでしょうか?理想的な構え方の状態でボールペンで印をつけています。
常に練習していれば線がずれることはないと言われました。実際にやってみるとズレまくり。
教官がお手本を見せてくれましたが、目をつぶって構えても線はズレていません。
1911でもベレッタ92FでもSIGでもFNでも普通のスピードでホルスターから抜いて構えましたがズレませんでした。
マグチェンジについても、「スピードリロードもタクティカルリロードも目をつぶってでも出来る様に反復しなさい」
「部屋の照明を消した暗闇でマグチェンジしたり、TV見ながらタクティカルリロードを練習したりしてみなさい」とレクチャー。
※ちなみにミリ丼さんによると、教官は毎日射撃をしているのでそれが習慣となり、日本に滞在中は銃が撃てないのでかなりイライラしていたそうです。
ここで昼食時間となり、休憩時間を利用して動画やPMC画像を見せてもらいました。
動画は教官のシューティングマッチでの腕前やサプッレッサー付き狙撃銃の射撃シーンなど。
驚いたのはサプレッサー付き7.62ミリ狙撃銃、発射音が電動ガンよりも小さいです。「チキッ」とM4のセレクターを動かしたような小さい音、
本当に静かな射撃音です。これじゃあ撃たれてもわかりませんよね。
同じく動画で、アリゾナでレクチャーを受けている日本人練習生の狙撃訓練の模様。
初めて実銃を撃ったそうですが500~800メートル先の標的にバンバン命中させています。
後日、ピストルシューティングマッチに参加したそうですが初心者部門で優勝したそうです。
PMC画像は欧州系の会社に所属されてる方の現地でのスナップ画像。
街中にいる様な格好のオッサンがプレキャリ装備でAKもって警備してたり、
にこやかにSIGライフル片手にポーズをキメてたり、車両警備の一人がパトリオットタイプ
(マルイM4・PMCみたいな極短バレル)M4にCMAG装填していたりと、興味深々なネタ画像満載でした。
装備好きな自分が面白いと思ったのがブラックホーク製品についてのネタ話。
日本で考えられている以上にBHI製品がPMC関係に普及しているそうですが、
その理由というと、 安い 入手しやすい、これは一般的によく知られていますが
もうふたつ理由があって、ひとつは 修繕しやすい 。生地が他社製品よりも針が通しやすく縫い繕いができるそうです。
で、もうひとつの理由が 壊れやすい(壊しやすい)。 最初聞いた時「?」でしたが
着用者が被弾したりして装具を外さなければならない場合、CIRASの様なリリース機能があれば問題ないですが、
そういう機能が無い場合はナイフなどでバラさなければなりません。生地の特性なんでしょうが他社に比べて切り裂きやすい、
つまり壊れやすいということなんですね~。
午後の部については次回に続きます。
Posted by しゅがごん at 23:10│Comments(0)
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